ゴルフ規則書第一章の中に以下のような項目があります。
【プレーのペース】
「前を空けずに」適切なペースでプレー。
プレーヤーは適切なペースでプレーすべきである。
委員会はすべてのプレーヤーが従わなければならない「プレーのペースのガイドライン」を制定することができる。・・と記載があります。
この委員会とは、コースだと思ってもイイですね。
コース内の掲示板や看板に「ハーフ2時間以内で」とか「9Hsを2時間15分でプレー」などと書いてありますが「この指示に従ってプレーヤーはペースを守ること」がエチケット・マナーなのです!
コース内にいるすべてのプレーヤーがこれを守ることが大事(義務?)です。そうれば、みんなが快適にプレーできるのです。
「前の組に遅れないようについて行く」ことはその組全体の責任である。もし前の組との間隔が完全に1ホール空き、後続の組をも待たせているときは、後続の組が何人組であろうと、その組に先にプレーして行くように声を掛けるべきである。(パスさせる)
また、前の組との間隔が完全に1ホールは空いていないが、後続の組の方が早くプレーできることが明らかな場合はその早い組に先にプレーして行くように声を掛けるべきである。
日本では、電磁誘導の乗用カートを導入しているコースが多いですね。ですから後ろの組を【パスさせる】と言うゴルフ本来のエチケット・マナーが守れなくしてしまっています。残念なことです!
「そんなに急がせるなよ!」と思う方はいませんか?・・・それは本来、「1組のHDCP合計」が【90位内】とか【100以内】で組合せをするものだと知らないからなのでしょう。
これはゴルフは【伝承文化】であることもご存じないのかもしれませんね。
これは、上級プレーヤーが初心者を連れてプレーし、クラブハウスからコース内のプレーの仕方まで「エチケット・マナー」を教えて上げる(伝承する)と言うことです。
私の場合、1組のHDCP合計が「90以内」と教わりましたので「90÷4人=22.5」つまり「パー72+22.5=94.5ストローク」以内でラウンド出来る「1人前のプレーヤー」になりたくて努力したものです。でも、そう簡単には行かないもの・・・努力しながら「HDCPの少ない方」と一緒にプレーさせて貰い、周りのプレーヤーに迷惑にならない様にしたものです。勿論、コース中を常に走り回っていました!クラブも「何本か」持ってです。
でも、少し上手になって来た時には「周りの景色」「木々の緑」「そよ風」「青い空」が良く見えるようになり「仲間との会話」も楽しめて、益々ゴルフ好きになったことを思い出します。
プレーのペースは「スタート時間」を知れば理解できますので、次回に書いて見ましょう(クラブ内でいつも聞いているでしょうが・・・)