自主トレキャンプテキスト抜粋5

以下に記載するのは「22クラブ」で習ったアプローチのレベル1,2,3,4の説明です。不明な点は担当の先生と話し合ってください。※決して難しくはありませんので是非、チャレンジして見て下さいね!(山室善弘)

■特殊なショット
チッピングには、パッティングストロークと似た打ち方を取り入れた方が簡単だと考えるなら、パットに近い次のような打ち方を試してみるとよい。
■オフグリーン・パット・スタイル・・・(グリーン外からのパティング)
チップ用のクラブでグリーン外からのパッティングをするのはプレーヤーによっては役に立つ。チップのセットアップで、パットをするだけのことである。クラブはほぼ垂直になり、グリップは通常より手のひらで握る型になる。この垂直に近いセットアップはクラブフェースの回転を防ぎ、クラブをライン上からはずれにくくする。クラブを立てて構えるので、ソールするとクラブのヒールは地面から離れるかもしれない両手とグリップはターゲット方向に傾き、クラブヘッドより前に出ている。
腕はパッティングと同じように、ひじが幾分曲がる感じだ。手首をしっかりと固定させた振り子式ストローク、つまりパッティングにとても似ているストロークが使えるのだ。

■カットショット
・・・
ハンディキャップの多いゴルファーにとっては、グリーンにフワッと着地する高いショットを身につけることは、クリスマスに素晴らしい贈り物を受け取るのと同じような気持ちがすることだろう。ハンディが多く、かつ低い弾道のゴルファーは、大抵アドレスではストロング・グリップで、極端なハンドファーストにすることでクラブフェースのロフトを小さくしていることが多い。このような場合、グリップを変えなくても、スタンスをオープンにし、ブレード(フェイス)をオープンにすることで、普通の弾道を得ることはできる。カットショットをするには、まず左にエイムし、それからグリップを決める前にクラブフェースをオープンにする。バックスイングでは“手と腕”を使って、そしてフォワードスイングでは“腕と身体だけ(コックをキープしたまま)”で打つ感じのスイングになる。リリース(フェースをスクエアにするため)は、グリップ・プレッシャーが適正ならば、自動的になされるはずだ。手を余計に使う必要はない。スイング軌道は身体のラインと平行になるべきであるが、クラブフェースはターゲット方向の右へボールを送り出す感じになる。(でも、実際クラブフェースは目標のすこし左である)カットショットにまだ慣れていないゴルファーにとって最も難しい部分は、正しいポールポジションを見つけることと、慣れていた打ち方に比べると同じ距離でも大きめにスイングするような感じがするがそれを間違っていないと信頼することだろう。

■ロブショット・・・
ロブショットとは、主にゆっくりとしたペースのアームスイングで、手はあまり使わない高く柔らかいショットである。ボールポジションは左になるので、両手は左の大腿の方ではなく、身体の中央近くに下ろされる。生徒には最後までグリップをしっかりとさせておく。

■カット・ロブ・・・ロブよりも高く、ふわりと上がる(距離感の訓練が必要)
カットショットとロブショットのミックス。ボールは前(左)、クラブフェースとスタンスはオープン、腕を使ったアームスイング、手は使わない動き。

■チップ・アンド・ラン、ピッチ・アンド・ラン・・・バンプ&ランともいう
自分の目の前に急勾配の土手があり、ピンがその向こうにある時にするべきショットは、チップ・アンド・ランかピッチ・アンド・ランである。土手のどのあたりをターゲットにするか。もし、芝が割合と深い場合は、ボールが丘の高い所に着地するようなショットを打たなければばらない。そうでないと、2,3回バウンドして芝につかまりボールは止まってしまうからだ。

土手の芝が「まばら」だったり、「踏みつけられている時」は、ロフトの小さいクラブを使って、2回程バウンドして止まるような低い弾道のショットが要求される。

正しいクラブ選択に加え、プレーヤーはどのくらいボールの勢いが土手に食われるのかを判断し、スイングの強さを決めなければならない。もしショットに大したスピードが要求されないなら、しっかり固定した手首のストロークで十分である。もっと強いショットが必要なら、手首のコックを加えるべきだろう。

■フロップショット(フリップショット)・・・
ボールをとても柔らかく着地させるには、手首を使ったピッチをする必要がある。バックスイングで手首を急にコックし、急角度で振りおろすきっかけにする。クラブをボールに向かって落とすように振り下し、左手首は早くほどき(アドレス位置でグリップを止める)、クラブのロフトを大きくしてボールの下に滑り込ませる。

良いライとかなりのタッチが要求される危険度の高いショットでもあるが、いったんマスターすればとても役に立つショットである。

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