自主トレテキスト抜粋(6)バンカー(その1)

バンカーショットについては、かなりが外開設になるので小分けにして投稿します。飽きずに読んでくださいね!きっと役に立つはずです!

★バンカープレー
普段勇気のある人でも恐れを感じてしまうショットが、バンカーショットである。しかし、5回もPGA選手権で優勝したウォルター・ヘーゲン(Walter Hagen)は言った。「バンカーショットはゴルフで最も簡単なショットだ。ボールを打たなくてよいのだから」と。

しかし、バンカーショットに必要な知識と技能がなければ不安になる

「テクニック不足に自信の無さ」が組み合わさると、殆ど失敗するに決まっている。しかしながら、バンカープレーの原則を(そしてサンドウェッジのデザインも)理解している人なら、ある程度練習すればバンカーショットというのは楽にできるようになるものなのだ。

用 具
1931年以前、ゴルファーにとってグリーンサイド・バンカーで砂に浮いているボールをうまくショットするのは、とてつもなく難しいものだった。ボールの下の砂を叩いてボールをグリーンに乗せるショットを、ブレードの薄いニブリックでやるのは繊細な神経と技を必要とした。しかし、1931年の冬、フロリダ州ニューポートリッチーで、それを変える出来事が起こった。ジーン・サラゼンがあるアイディアを思いついたのだ。夏に全英オープンに出場することになっていた彼は、そこで出会う数々のバンカーと自分のバンカープレーについて考えていた。飛行操縦訓練を受けていたある日、飛行機のテール部分を上げるには逆にテールのフラップの昇降舵部分を下に向けなければならないということに彼は気づいた。この訓練の後でサラゼンは機械部品店に行き、何本かのニブリックのソールに鉛をつけてもらった。重さやロフトを少しずつ変えながら何百回もの試打を繰り返し、ついにサンドショットに使えそうな解答を見つけ出し、満足であった。1932年の全英オープンではそのクラブでこっそり練習し、クラブヘッドを隠すためゴルフバックの中にそのクラブを逆さまにして入れ、そして、それをホテルの部屋に持ち帰った。そして、素晴らしいバンカープレーのお陰で、その年サラゼンは全英オープン、USオープン共に優勝した。そしてその秘密が皆に知れ渡り、ひとつの新しいクラブが生まれた。バウンスソールのサンドウェッジである。

正しく設計されたサンドクラブはクラブが砂に深く入るようにではなく。上を滑る、またはバウンスするようにデザインされているのだ。ソール、もしくはフランジには次のような3つの大きな特徴がある。それらは、1)ソール・インバージョン、2)キャンバー(ソールの丸み)、3)幅である。幅の広いフランジ、インバージョンソール、大きいキャンバーは、どれもクラブが砂に深くに入らないようにするための工夫である。

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