■コースマネージメントと心理学に関するその他のアドバイス
- 1番ホールでティーを地面に刺した瞬間から、スコアを数える。さもなければ、スイングしないことだ。
- 状況は必ずしもコントロールできないが、状況に対する自分の行動はコントロールできる。同じように、勝敗は必ずしもコントロールできない。コントロールできるのは、最善を尽くすか否かのみである。
- トーナメントゴルフというのは一種の幻想である。仲間との娯楽的なラウンドと競技ラウンドの相違があるとすれば、自分自身の気持ちだ。
- 競技でチャンスを得るのはどんな時か。それは最悪の結果が起こりそうな時、そのリスクを受け入れる時である。
- 各ショットの直前からショットをする間、左脳(意識)を遮断して右脳(感覚)の能力を開放することは、各ゴルファーの精神レパートリーのひとつとして必須の要素である。
- コースではいつでも距離を確認すること。そして自分の距離を正確に知っておくことだ。
- ツアーに出るようになって1年経過したプロが「何を学びましたか」と尋ねられて、最も多い答えは「忍耐、ゲームプランに忠実に従い、バーディーや幸運が来るのを待つこと」である。
- 緊張を解く最上の戦略の一つは、広い視野に立って物事を見ることだ。人生という大きな観点からすれば、取るに足らないことである。リラックスして飛ばそう。
- 失敗に伴う苦痛が大きければ大きいほど、鮮明な印象が生じる。この事実により、プレーヤーは失敗を重ねると、プラスイメージの流れが保ちにくくなる。
- すべてのチャンピオンに共通する秘訣は訓練だ。訓練とは、「本当はやりたいことをやらないこと」である。
- 相手がリードしている時ほど相手は弱い。
- 今の一打をプレーすることの大切さは誰でも知っているのに、それは滅多に実践されていない。
- 真っ直ぐ打っていても、さほど違わないのに、林や池をかかえたドッグレッグのコーナーを“ショートカット”しようとして、ダブルボギーの原因を作ってしまうことが多い。
- コースマネージメントの基本
- ティーアップでは平らな場所を見つける
- トラブルのある側にティーアップし、安全な反対側へショットをする。
- パー3(ショートホール)ではティーを使う
- ホールを通る時、ピンの位置を見ておく
- プレッシャーがかかっている時は、一番自信のあるショットをする
- 天候の悪くなった時や、アップダウンのある地形からは無理せず堅実なプレーに徹する
最後に、史上最も偉大なアマチュアプレーヤー、ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)から、コースマネージメントのために一言。「今まで何度も言われてきた通り、ゴルフのプレーは、1ストロークずついくしかない。しかし、そのことを本当にわかるまで何年もかかった。」