「あーっ調子悪いのかなぁ?すげぇフックボール打っているなぁ…。」お世辞にも「ナイスショット!」と掛け声をかけづらいその打球は、思わず「あっ!」と言ってしまいたくなるほど右へ飛び出し強烈に左に曲がってフェアウェイに戻って来きたので、「戻って来てラッキーでしたね。」と声をかけました。
そんな弾道が数ホール続き、いよいよ左に大きな池があるホールに来ると、今度の打球は左へ軽く飛び出したかと思えば右に軽く曲がり、池などお構いなしでフェアウェイをキープ…。NGF在職中に初めて山室先生とゴルフをした時のことです。
北海道出張の際、大手商社が保有するゴルフコースの下見に行きました。アメリカの有名コース設計家が手掛けたそのコースは、アメリカに居るかのように思わせる素晴らしい景観と戦略性を秘めた超難コースでした。前述したように、出張前は寝る時間を削って同行していただいておりましたので、到着して直ぐに予定外のゴルフをすることになり、てっきり調子が悪いのかと思っていました(まぁ本調子のはずはありませんけど)。ラウンドも後半に差し掛かった頃、「もしかして、わざと曲げて打っているのか!!」と、ようやっと気が付く始末。さらには、ラッキーだなんて失礼なことを言っていたので、その後の掛け声は「ナイスショット!」に修正。後方線上にも立たせてもらい、スイングと弾道を見させていただきました。面白いほど、右に左に曲がっていました(正しくは、曲げていました)。真っ直ぐ打たなくてもスコアが悪くならないことを目の当たりにした時でもありました。商社のコース担当者の方は、「うちのこのコースに初めて来て、アンダーパー(-2)でプレーした方は見たことが無い。それもバックティーから。」と、しきりに言っていました。打球の曲がりには驚きましたが、私はそれ以上に「なんでそこから?」と言うくらい入るパッティングの方が不思議でなりませんでした。(つづく)
堀江君:懐かしいね~♪たくさんのサポート、ありがとうございました!