自主トレキャンプ、コースマネジメント」タグアーカイブ

自主トレキャンプテキスト抜粋2

■コースマネージメントと心理学に関するその他のアドバイス

  1. 1番ホールでティーを地面に刺した瞬間から、スコアを数える。さもなければ、スイングしないことだ。
  2. 状況は必ずしもコントロールできないが、状況に対する自分の行動はコントロールできる。同じように、勝敗は必ずしもコントロールできない。コントロールできるのは、最善を尽くすか否かのみである。
  3. トーナメントゴルフというのは一種の幻想である。仲間との娯楽的なラウンドと競技ラウンドの相違があるとすれば、自分自身の気持ちだ。
  4. 競技でチャンスを得るのはどんな時か。それは最悪の結果が起こりそうな時、そのリスクを受け入れる時である。
  5. 各ショットの直前からショットをする間、左脳(意識)を遮断して右脳(感覚)の能力を開放することは、各ゴルファーの精神レパートリーのひとつとして必須の要素である。
  6. コースではいつでも距離を確認すること。そして自分の距離を正確に知っておくことだ。
  7. ツアーに出るようになって1年経過したプロが「何を学びましたか」と尋ねられて、最も多い答えは「忍耐、ゲームプランに忠実に従い、バーディーや幸運が来るのを待つこと」である。
  8. 緊張を解く最上の戦略の一つは、広い視野に立って物事を見ることだ。人生という大きな観点からすれば、取るに足らないことである。リラックスして飛ばそう。
  9. 失敗に伴う苦痛が大きければ大きいほど、鮮明な印象が生じる。この事実により、プレーヤーは失敗を重ねると、プラスイメージの流れが保ちにくくなる。
  10. すべてのチャンピオンに共通する秘訣は訓練だ。訓練とは、「本当はやりたいことをやらないこと」である。
  11. 相手がリードしている時ほど相手は弱い。
  12. 今の一打をプレーすることの大切さは誰でも知っているのに、それは滅多に実践されていない。
  13. 真っ直ぐ打っていても、さほど違わないのに、林や池をかかえたドッグレッグのコーナーを“ショートカット”しようとして、ダブルボギーの原因を作ってしまうことが多い。
  14. コースマネージメントの基本
  • ティーアップでは平らな場所を見つける
  • トラブルのある側にティーアップし、安全な反対側へショットをする。
  • パー3(ショートホール)ではティーを使う
  • ホールを通る時、ピンの位置を見ておく
  • プレッシャーがかかっている時は、一番自信のあるショットをする
  • 天候の悪くなった時や、アップダウンのある地形からは無理せず堅実なプレーに徹する

最後に、史上最も偉大なアマチュアプレーヤー、ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)から、コースマネージメントのために一言。「今まで何度も言われてきた通り、ゴルフのプレーは、1ストロークずついくしかない。しかし、そのことを本当にわかるまで何年もかかった。」

今年も「自主トレ・サマーキャンプ」です!

釧路から戻ってから「猛暑」続きで、外出をする気になれませんね。
でも、今週8月10日(土)から12日(月)まで「自主トレ・サマーキャンプ(千曲高原)」ですので体調を整える努力はしています。(※坂本、堀江両先生も同じ日程でサマーキャンプを行います。
「自主トレキャンプ」で使用するテキストですが「読み物」としての資料を配布することが常です。その中から、ビブログで少しずつご披露して行こうと思います。
第1回は以下の通りです。※皆さんのお役に立てば!

■コースマネージメント
ゴルフにとって、「精神的、心理的強さ」となるもうひとつの分野は、「コースマネージメントの技能習得」である。コースマネージメントには、確かに感情が大きな役割を果たすが、感情や人格の特性とコースマネージメントとは分離したものである。
マネージメント技能の例としては、知覚、判断、ショットの選択、(天候状態、コース、ルール、用具に関する)特殊知識、プラン、クラブ選択、準備、及びペースの調整が挙げられる。 コースマネージメントをうまく言い換えると、“スマートなプレー”という表現になる。常識的な意味での手際の良さであって、頭脳の明晰さを意味するものではない。
建築家であり評論家でもあるR・バックミンスター・フーラーが“ダイマクション(Dymaxion)”と呼んだ「最小から最大を得る」行為である。
■スコアの法則
① 常に、特定のターゲットに対する手順をもつ。 ② ショットする時は、1ショット、1ショット、その瞬間に対して最善を尽くす。 ③ 気に入らないショットが出ても、自分を許し忘れて、そして次のショットにその瞬間の最善を尽くす。 ④ 18ホール全てをプレーし終わるまで、この手順を遵守する。 ⑤ スコアを記入する。 ⑥ ラウンド終了後、自分が出した成果を評価し、次に誤りを分析して、頭の中でやり直す。これでラウンドが本当に終わったことになる。 ⑦ 他の人と比較しない。比較するなら自分の中の理想的なゴルファーと比較する。 ⑧ 手順を繰り返し、自分の能力の限界を目指して、新しいスコアを記入する。