3ヶ月に一度、22クラブの新規カリキュラムを作成して先生方に渡しています。
22クラブ内で行われる「ホームプログラム」と馬込ゴルフの「レベルアップクラス」の各カリキュラムです。馬込ゴルフのステップアップクラスのカリキュラムは「ホームプログラム」の要素を取り入れて毎期、新鮮なものにして貰っています。
全てのカリキュラムは「ティーチング=実技指導に先立ち、正しい概念や情報をお話しすること」と「コーチング=ティーチングで学んだ正しい概念を身体で表現する実技指導」で構成しているのが22クラブ独自の手法です。(皆さんの感想はいかがですか?)
各ショットの「指導の根幹」をなすのが【飛球法則=インパクトでのクラブとボールの接触の瞬間】です。これでボールの飛び方が決定されるので最も重要な事です。
さらにそれらの法則を作り出す【スイングの原則】を組合せて効率良く「ナイスショット」を生み出そうとしています。
先生達も指導に個性があって良いと思っていますが「なぜ?ボールがこうなるの?」に対してはインパクトでの・・・飛球法則(PAFSC)がどうなっているかを説明する。
「どうしたら良いの?」に対しては・・・スイング原則(例えば、GASPMやスイングプレーン、スイングセンターなどなど)のなかで、スイング中の身体の動き方の解説と対処法を説明する事にしています。
最後に、何処を気を付けて、どんな練習をしたら良いか(ドリルや練習方法)を伝える事に成っています。
ですから、先生も会員さんも「お互いに課題が明確」になり無駄な時間を掛けず、相互協力で少しづつですが必ず結果が出せるのです。
つまり【法則】>【原則】>【選択】のサイクルが22クラブのレッスンの基本なのです。
皆さんも、遠慮なく先生に「なぜ?」・・・「どうすれば良いの?」と話しかけて見て下さいね。
必ず、答えてくれる筈ですよ!
「スイング原則」タグアーカイブ
③スイング中の原則
ドクター・ゲーリーワイレンが初めてゴルフで博士号を取得した論文によるとスイング前の原則は3つ(GAS)そして、スイング中の原則は9つ。後に成ってさらに2つの原則が加えられました。それらの原則は法則に対して第1次的な影響と第2次的以降の影響もあルのですが、難しくなりすぎますので簡単に整理して見ましょう。
まず、法則すべてに影響を与える原則は前出の「セットアップ」と「スイングセンター」です。「スイングセンター」は胸骨の上部の内側にあると言っています。つまりネクタイの結び目の奥と言ってもいいでしょう。この「スイングセンター」は、前後、左右、上下に動くことで全ての法則に影響するのです。
以下の3つの法則に影響する原則を並べて見ましょう。
①【クラブヘッド軌道】=P
・ダウンスイングプレーン
・ダイナミックバランス(ウェイトシフト)
②【フェースの向き】=F
・レフトリストポジション(左手首の状態)
・リリース(ローテーション)
④【ヘッドスピード】=S
・アークの大きさ(弧の大きさ)
・アークの長さ(弧の長さ)
・レバーシステム(てこ=コック)
・タイミング(順序動作)
・ダイナミックバランス(ウェイトシフト)
以下は、「セットアップ」と「スイングセンター」が主な要因ですが
③【打撃角度】=Aは、プレーンがアップライトだと角度が大きくなり、フラットだと角度が浅く成ることもあります。
⑤【打点正確さ】=Cは、全ての動作が連動した結果として向上すると言わざるを得ません。(熟達度が最大の要因です)
これ以外に、「コネクション=手、腕、身体の協調動作」と「インパクト=真実の瞬間」の2つがあると彼は言っています。
ボールをは5つの法則によって「飛び方」が決まり、法則は12+2の原則が要因となって影響を受けると言う事に成ります。
大事なのはこれらの原則を其々のプレーヤーの特性によって、組み合わせることです。
例えば、グリップは「フック(ストロング)に握るか、スライス(ウィーク)に握るか?」や、プレーンは「アップライトかフラットにするか?」・・・などなど「無限の組合せがあるのです」
プロゴルファーのスイングスタイルが、それぞれに違う事がそれを証明していますね。
22クラブは、ショットでは5つのスイング(大きさ=長さ)とパッティングでは5つのストロークを基本動作として指導していますが、其々の方々の特性を考慮して身体に負担の少ない、長くゴルフを楽しむことが出来るスイングづくりを目標にしているのです。
ですから、完成度に従って、当然プロゴルファーと同じ様に「全員のスイングは其々違う仕上がり」に成るはずです。・・・・つづく。