業務以外の時間で「スイングの基本」の勉強をし直しています。
とても、新鮮で楽しい時間です!(寝不足?)
それは、Ben Hogan’s Five Lessons(日本では、ベンホーガンのモダンゴルフとなっています)を読み返す事から始めています。時間があったら書店で英語版を探して見て下さい。
Five Lessons(5つのレッスン)の内容は・・・・
The Fundamentals(基本について 3ページ)
(1)The Grip(グリップ 18ページ)
(2)Stance and Posture(スタンスと姿勢 23ページ)
(3)The First Part of the Swing(スイングの第1部 22ページ)
(4)The Second Part of the Swing(スイングの第2部 24ページ)
(5)Summary and Review(要約と復習)・・・と言うように5つのパーツで構成されています。日本語訳ですと「訳者」のあとがきや訳者の解説、ホーガンの略歴など付加されています。(訳者の・・・は、親切心で書いてくれていますが返って混乱するかも?)
要するに、SWING前の動作について41ページも書かれている事を見ても、SWINGには如何にセットアップまでが大切かを物語っています。
更に、スイングの第1部(バックスイングからトップ)が22ページ、
スイングの第2部(ダウンスイングからフィニッシュ)が24ページとSWINGを2つのパートに分けてシンプルにポイントを絞っています。
彼の提唱した【スイング・プレーン=ガラス盤】がここで発表されたのです。
バックスイング(後ろへのスイング)の目安、ダウンスイングからフォロー(前へのスイング)の目安をはっきり表現しています。
バックスウイングが「分からなくなった!」と言う方がいますが、彼の理論に従えば「迷う事はないのです!」
個人のスイング・プレーンは身長や体格、打ちたい球筋によって変える事もあります。ただ、バックとダウンの2つのプレーンをハッキリ決める目安はこの本に書かれていますので、非常に参考になります。
今でもこの本が世界中で【ゴルフスイングのバイブル】とされているのは、これらの理由からでしょう。
SWINGは、プレーヤーによって千差万別であるはずです。190センチのプレーヤーのスイングを150センチの人が出来るはずはありませんからね。
私達インストラクターは、生徒との間に無用な混乱を招かないように「モデル」を提案しています。モデルとは、まず「ボールは5つの物理的な力によって飛び方が決定される」と言う事実を認めることから始めます。
そして、その法則を発現する「原則」がある事を理解する。そして、その指導法や表現方法は無限にあることを理解する。
この、【法則>原則>選択】の関係を生徒とコーチが共有する事を【モデル=ひな形】として指導に当たっています。
ですから、皆さんも「その表現では理解しにくい!」「他の表現はありませんか?」など遠慮なくインストラクターと意見を交換することが、上達を早めることになるのです。
つづきは、またの機会に書かせて頂きますね。