3年前に広島へ転勤された方が、転勤から戻り直ぐにスクールに復帰してくださいました。本当にありがたく、嬉しく思っています。
クラスのメンバーが替わっていたり、コロナ禍で教室レイアウトが変わっていたりして、少々戸惑いもあったようですが、クラスの方々とも直ぐに打ち解けられ、スクールの変わらぬ雰囲気に一安心されたようです。
レッスンは「S, M, L, LL, AP」 「膝>膝、腰>腰、腰上ワンレバー…」など、共通のキーワードの確認をしながら進めました。すべてしっかりと覚えていてくださったのでスムーズ行うことができ、やっぱり共通のキーワードは大切だと改めて思いました。スクールから離れていた3年分の悩みや、質問がたくさんある様でしたので、一つずつお聞きしてお答えしています。でも、私の方が広島でのゴルフのことなど色々とお聞きしていることが多いかもしれません。
「堀江重幸」カテゴリーアーカイブ
サマーキャンプ(スパ&ゴルフリゾート久慈)
サマーキャンプが無事終了しました。台風8号が発生し、その動きを心配しながらではありましたが、すべて予定通り行うことができました。今回はキャンプ初参加の方もいらっしゃいましたが、毎回のキャンプを楽しみにされている先輩方が親切にサポートしてくれたので、安心してレッスンに、練習にと、取り組んでいただけたようです。毎度ながら先輩方には感謝です。朝夕の自由練習で、ご自身の課題にじっくり取り組まれた方、早朝ラウンド初体験の方、暑い時間帯を中抜けしてのんびり過ごしてから夕方のレッスンに再合流された方と、それぞれの楽しみ方で過ごしていただけたのがとてもよかったです。最後に、コース内のいたる所にこんなに百日紅の木が植えられていたのかと、何年も来ているのに今更ながら気付かされました。…前回、百日紅のことを書いたから気になったのかもしれません。
百日紅
花がおよそ百日間(長く)咲いていることからその名がつけられた百日紅(さるすべり:別名ひゃくじつこう)。馬込ゴルフガーデンの打席正面のネット向こうに今年も濃いピンクの花が咲いています。とても目立つ木なので、この時期はショット練習の目標方向に設定することもしばしばあります。レッスン休憩時間中に…「その昔、アメリカ人に花(木)の名前を聞かれたから、モンキースリップだ。」と言ったら、「そんな木は無い。」と言われた話しをしました。それでちゃんと調べたら、「crape myrtle」だということが分かり、それを伝えたところ、私の発音が悪かったのか?木の名前が分からなかったのか?上手く伝わらなかったこともお話ししました。ですが、話しの一部分だけを聞いて、「モンキースリップで通じちゃうんですね!」と言う方が…いい加減なことは言うものではありませんでした。休憩中の皆さんには、馬込ゴルフガーデン場内に紅葉、オリーブ、ローズマリー、ブルーベリー、珍しいケシ(ポピー)やアジサイなどが植えられていることをお伝えしました。そして、「欲しい方は貰えるようですよ。」ともお伝えしました(運搬方法は不明ですので、フロントスタッフにご確認ください)。百日紅の花はあと2ヶ月楽しめます。見納めとは思わずに花を愛でたいと思います。…そう言えば、crape myrtleを調べた時に、百日紅が私の誕生花だということが分かったことや、猿が百日紅の木をいとも簡単に登っている映像を見たことを思い出しました。
nature
聖地セント・アンドリュース オールドコースで開催されていた、第150回 全英オープンが幕を閉じました。眠い目をこすりながら夜中の中継をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。「コースレッスンがあるので見るのを諦めて寝ました。」という方から「コースを見ているだけで面白かったです。」とお話がありました。入れると大変そうなバンカーが見えない所にあったり、草が生い茂っているところがあったりと、普段自分がプレーしている雰囲気とはまったく異なるコースが刺激的だったそうです。そして、コースについて調べてみると、コース設計者が記載されていないので、「誰ですか?」と質問がありました。「natureです。」とお答えし「nature」…「自然が造ったコース」、「神が創ったコース」という意味を説明すると、「うぉぉぉカッコイイ。」との反応があり、益々興味を持たれたようです。本来ならば今年、海外ゴルフトラベルでセント・アンドリュースへ行くはずだったのに…と思うととても残念でなりません。
傘は傘だけど
記録的な早さで梅雨明けが宣言されました。これからの季節は暑さ対策をしっかりして、ゴルフを楽しんでもらいたいです。
強い日差しから身を守るために、以前から日傘の使用をお薦めしております。ゴルフ場のカートにも用意されていますが、ゴルフ用のマイ・アンブレラ(雨、日傘兼用)をゴルフバッグに忍ばせている方も最近は増えました。レッスンの休憩時間に、私の傘を皆さんに手に取ってもらったり、ゴルフバッグの傘の収納場所を改めて確認したりしました。新たなゴルフアイテムの一つに加えたくなった方も少なくはなかった様で、「先生、実は私もゴルフバッグに傘が入っているので、私のと交換してください。」と言われました。見ると練習の時に数本入れるゴルフバッグでした。
クラブでいっぱいになっているゴルフバッグに傘が入っているのかなぁ?と覗いてみると傘は見当たらず、「???」と思っていると、サイドポケットから燕のイラスト入りの小さな傘(雨は凌げません)が出てきました。差すのではなく、振る方の傘が出てきた時は、皆さんと思わず笑ってしまいました。「残念、(私も)生憎燕の傘を持っているので!」と、交換はお断りしました。レッスンが終わると、「神宮でも暑さには気を付けるように!」と言って見送りました。…振る方の傘の意味がピンと来ない方は、神宮球場へ足を運んでください。今年「も」強いですよぉ~。
結局は
6月のイベント週間が明け、2週間ぶりにレッスンが始まりました。
急にセットアップとスイングが変則的になっていた方がいらしたので、どうしたのかと思って聞いてみると、「○○してみたら上手く行ったから。」「○○でやった方が良かったから。」…だからと言って自分でやり易い様にやっていては、その時はいいけれど、後々上手く行かなくなってしまうことの方が多くなることをお話ししました。
理にかなった練習を工夫するのは賛成ですが、レッスンで習ったことより自分のやり易いことを続けると変な癖が身についてしまうこともお伝えしました。自分のやり易い様にやっていては、一時的に上手く行くことはありますが長続きしないものです。ウッドはいいけどアイアンはダメ(その反対も)、フルスイングはいいけれどアプローチがダメ(その反対も)という様なことが繰り返し起こります。何よりせっかくのレッスンを無駄にすることなく、習い上手になって欲しいです。
とは言え、今よりもっと良くしたいがために、色々とやってみたくなるのがゴルファーの心理なのかもしれません。スライスやフックをさせないために、高い弾道にするために、遠くに(誰よりも !?)飛ばすために等、試行錯誤したつもりが、最後はどうしたらいいか分からなくなってしまうことになります。結局は基本通りにシンプルにすればいいことに気が付かされます。調子のいい時ほど気を付けたいものです。そして、遠回りをすることなく上達をしていただきたいです。そんな遠回りをするのは私だけで十分ですから。
できる時に
コロナ禍は続きますが、既にコロナ前と同様にゴルフを楽しまれている方もいらっしゃれば、ようやくゴルフへ行くことができるようになった方もいらっしゃいます。
ゴルフへ行ったお話しは、皆さんとても嬉しそうに話してくださいます。人それぞれではありますが少しずつゴルフが日常に戻って来たことを嬉しく思っています。ゴルフに限ったことではありませんが、ここ数年…「あの時やっておけばよかった。」「あの時行っておけばよかった。」「あの時会っておけばよかった。」と思われたことがある方は、少なくないのではないでしょうか。
レッスン中には、「やれる時を大切にしてもっとゴルフに集中して取り組もうと思います。」「コースプログラム(イベント)には、できるだけ参加します。」とお話ししてくださる方が多いです。そして、「また、いつ、何が起きるか分からないので。」と結ばれます。「また、いつか、何かが起こる?」ことは想像したくありませんが、私も「あの時もっと○○できればよかった。」と言うことが無いように日々のレッスンに臨みたいと思っています。
怪我の功名
ゴルフを長く楽しむためには、健康管理を怠ってはなりませんが、長年酷使してきた身体の様々の各部位の痛みに気づいた時には思わぬことになってしまうことがあります。
冬の間、手首の関節の手術をされた方が、この春、レッスンに復帰されました。私からは「他の皆さんとは別メニューで、小さなスイングから始めましょう。」とお話しをしました。
お医者さんからのOKが出たものの、最初は恐る恐るクラブを振られていました。ゴルフで痛めたわけではありませんが、痛めた箇所の再発が怖いので、以前の様に腕の力でクラブを振ることが無くなった結果…「なんか打感(ミート率)がとてもいいんですけど!?」もうお一方は、「昔の(大昔?)古傷がムズムズすることがあり、足首に負担がかからない様に気を付けてスイングするようになったら、苦手だった5Wがよく当たるようになりました。」とのこと。体が左右に揺れ無くなり、スイングセンターが安定していました。古傷の状態を聞いて「プチ筋トレの方法」をお話ししました。ご両名共に「怪我の功名です。」とおっしゃっていましたが、長く楽しむために無理だけはしない様にして頂きたいことはお伝えしました。私もあちこち痛い所が出てきましたが、痛みが出てから益々ゴルフへ行くのが楽しみになりました。変ですかね?
まず、やってみる
これまで培ったスイングイメージと違う発想は、直ぐには受け入れ難いこともしばしばあると思います。レッスンでは、よりよくするためのアドバイスをします。技量に応じてアドバイスの仕方も変わります。3月、4月のコースレッスンで不安だったドライバーショットに自信が持てるようになった方、アプローチでダフリやトップが減らせるようになったのでスコアがよくなってきた方がいらっしゃいます。お二人に共通していることは、新しいアドバイスに疑問を持った時も、まず取り組んでみられる点です。上手く行かなくても、「まず、やってみる」ので、より具体的な質問も返ってきます。ちょっとした誤解や勘違い(やり過ぎなど)を取り除くことで、より良い結果が得られました。レッスン中、上手く当たらないからと言って、せっかく取り組み始めたことを止めてしまう方には、諦めないでやり通してみて欲しいことをお話しします。でも一番は、誤解や勘違いをさせてしまった私の伝え方に問題があります。そんなことが無いようアドバイスに努めていきたいと思います。
ストレス・フリー
「あんなにストレス・フリーなラウンドは初めてでした。とても楽しかったです。」4月ショートコース実習会にご夫妻でご参加くださったご主人から、ご感想をいただきました。
降雪のため1月のコース実習会が中止になり、奥様もようやくコースデビューができました。午前中は各ショットの確認をしながら、プレーの進め方、エチケットを学んでいただきました。午後からのプレーは体力と暑さ(夏日になりました)を考慮して、スクランブルゲームを利用した方法でプレーをしていただきました。プレーの進行、歩くスピードなど、要領を得ない中、ショットが当たるかどうかの心配を抱えられているようでしたので、スクランブルゲームのプレー方法を聞いて、皆さん「ほっ」とした面持ちでプレーに臨むことができ、時間の許す限り最後までラウンドをしていただけました。
冒頭のご主人は、貸し切りなので後ろから追い立てられることも無く、ミスショットを気にすることなく伸び伸びとプレーができたとのことでしたが、一番はコースデビューされた奥様の楽しくプレーされている姿を見ることができたことだったようです。